2012.05.01 (火)
[名勝]常清滝(2) 126メートルの断崖、常清滝

「[名勝]常清滝(1) 遊歩道の景色」からの続きです。それでは高さ126メートルの常清滝(じょうせいだき)にご対面と参りましょうか。
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念の為に常清滝の場所をおさらいしておきましょう。広島県三次市作木町にあります。かつての広島県双三郡作木村で、合併の歴史などは「作木村 - Wikipedia」にまとめられています。

まずは常清滝の案内を読んでみましょう。
広島県名勝 常清滝
指定年月日 昭和35年8月25日
指定地 広島県三次市作木町下作木宇天楽371番1, 342番4
説明
この滝は中世代白亜紀の中期(今から約1億年前)に噴出した流紋岩の断崖にかかり、三段に分かれている。高さ126米に及び古くから名瀑として知られた日光の華厳滝や熊野の那智の滝の高さにも匹敵する。周囲の植生は深山性の要素に富み、トチノキ、ヤマモミジ、チドリノキ、ケグワなどの樹木からなるみごとな林相にかこまれた滝の姿は一段と美しい
昭和57年10月1日
広島県教育委員会
三次市教育委員会
目を引くのは、高さが華厳滝(けごんのたき)や那智の滝(なちのたき)に匹敵するというところですね。さすがは日本の滝百選に選ばれているだけのことはあります。
市町村合併によるものと思われる修正部がちょっと浮いているのはご愛嬌というものですね。それだけ歴史があるってことですよ。

まずは滝壺付近の様子です。水量は控えめで滝壺も深くはないですね。直下型ではなく三段に分かれているので穏やかな印象です。これだけ見るとあー滝だねえ、うんうんといった感じなのですが…。

高すぎて上が見えねえ…。
断崖絶壁を伝うように水が流れてきているのですが、下からだと一番上まで見えないほど高いんですよ。さすが126メートルの高さです。写真だといまいち迫力が伝わりませんが、ずっと滝を見上げていると、吸い込まれそうでもあり落ちそうでもある不思議な感覚にとらわれます。おすすめ。

展望台から引きで撮っても全長が収まり切らないこの高さ。私が訪ねたのは10月で紅葉には少し早かったのですが、それでも木々の緑に白い滝筋が良く映えていました。

展望台にはこのような訪問者ノートが備え付けてありましたので、私もちょろっと書いてきました。このブログの宣伝もしておいたのですが読みましたという人はまだ来ていませんね。ええ、ええ。
この常清滝にはなんとなーく行ってみたのですが、思いがけずよかったです。県内にはまだまだ知らない場所があるんだなあと実感しました。
次回は、駐車場に帰る道すがら立ち寄った常清滝キャンプ場の様子をお届けします。
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